・メンタル日記、深淵ガチ恋距離編

・諸々の事情でメンタルが死んでいた。精神科医に「冬から春先に掛けてがっつりメンタル崩れがちになるので、頓服で飲める安定剤を増やしてくれ」と言って、お薬のストックを増やしてもらっていたおれ、神童! 令和の孔明! ・それに伴い暗黒思考モードに入った。これは論理を突き詰めていくと「じゃあ、今すぐ死んだ方がコスパ最高ってコト?」という結論に至るタイプの思考だ。いつもは生きる意味とか人としての価値とか深く考えない。冷静に考えると「全ては塵となりて消え失せる。おまえもいつか無になる。おまえにもこの世界には何の意味もない」という深淵を覗き込んでしまうからだ。 今日のおれはこの深淵とガチ恋距離で見つめ合っていた。いつか誰かが「鬱病は理性である」と言った。享楽と多忙で深く考える思考を麻痺させることで、おれたちはこの深淵を覗き込まないでいる。ストロング・ゼロを飲んで脳を麻痺させている間は、悩めるほど思考が動かなくなる。 ・「うるせええっ!おれは人間のくずだ!」と言って、おれは深淵にガソリンを流し込んで火を放った。問題の解決にはなってくれないけれども、狂気と非合理はおれを救ってくれる。どこか頭のネジを外していないと生きられない自信がある。真人間に比べると欠落しかない。それは精神的な欠落だ。人生経験も年相応では無いし、精神的に未熟だし(自身に対する駄目出しが無限に続く)。普段は義手と義足でぎりぎり人間っぽい体裁を整えているものの、ふとした弾みで「おまえはかたわだ」という実感を突きつけられる。 ・「あたまがおかしくなる」というのは生き延びる上で最適なソリューションでは?と思い始める。ちょっとアレなタイプの思想や教義に傾倒したり、陰謀論に染まったり、熱中できるものを見つけたりすることで、狂気を己のうちで育む。そこまでストロング狂気を常用していなくても、アルコール3%ぐらいの軽い狂気を飼い慣らすことでおれたちは深淵から距離を置く。 こうやって文章を書いているのも深淵から逃れるためのプロセスなんだろうな。